ジャズギター⇒DTM コンバートの実際 [音楽]

 久しぶりの投稿になります。タイトルのとおりで中々苦労してまして・・・。右腕の病気(ジストニア、ジスキネジア等)状態も未だ好転せず、右手右腕に負担をかけないようにギターもほとんど弾かず、地味に治療を続けています。

 さて。ジャズギターからDTM(Desk Top Music:パソコンでの作曲・編曲等音楽制作)への転向、とりあえずどちらも音楽なんだから、今まで弾き語り、バンド、ジャムセッションと演っていた経験があるので、ちょっとガンバればなんとかなるだろ、と結構楽観的に軽く考えてました。しかし、しかし・・・。


【ジャズギター】

 ジャズギターでのジャムセッション参加は、演奏する曲(スタンダード曲)はほぼ決まっていて、ベース、ドラム、ピアノ、サックス等、各楽器の専門の人と一緒に、楽しく演奏していました。ギターの私は、コードネームに応じて、また他パート人のハンドサインや表情などの動きに気をつけながら、その時の演奏にマッチするよう、自分なりのベストのプレイを心掛け、演奏後はセッション参加者のみなさんと打ち解けて、(時にはお酒を呑みながら)音楽談義をして、楽しい時間を過ごすことができていました。奮闘ぶりはこれまでのこのブログの記事のとおりです。


【体調】

 しかし右腕等の状態を悪くして、それが(現時点で)4年以上も続いています。最初は時間はかかるかもしれないけど、じきに治ると信じて疑わず、治ったときにジャズギター、セッションに復帰するために、そのための理論や知識に関する本を読んだり、イメージトレーニングなどをしてました。

 が、神経内科で通院・入院、鍼灸気功療法への通院と毎日の気功の運動を続けても、一向に効果が上がらない。その中で「これは、一生付き合わないといけない病気かもしれない。もうギターでセッションに参加することはできないかもしれない。」という予感、絶望感がしてきました。


【DTM】

 セッションで飛び入り演奏できるの楽しくてジャズのスタンダード曲を演奏していましたが、実は普段よく聴いているのはポップス、ロック、フュージョンなどで、まだ曲数は少しですが、書いた曲はあまりジャジィではなく、かなりポップです。目指しているのは松岡直也さんのようなロマンティックでポップなフュージョンです。

 DTMは、セッションと違い、コード進行、リズム、ギター以外の専門外のパート各パートのフレーズも、すべて自分ひとりで考え、パソコンのDAW(音楽作成ソフト)に入力する。メロディもコードもリズムもテンポも決まってない。

 右手が病気であまり使えないので、2台のキーボードを使います。①手元キーボードと、②足元キーボード。①手元キーボードを左手で弾きメロディを考え、それに②左足の親指(!)でもう1台の足元キーボードでベースを弾き(見た目かなり異様です[あせあせ(飛び散る汗)])、メロディに合うベースを決めます。しかし足の親指でベースをキーボードを弾くもどかしさ、またどの音をベースすれば綺麗に響くかの判断が難しく、ストレスと時間ががかかります。(足で弾く専用のペダルボードの購入も検討しましたが、調べてみると10万円オーバーなので無理でした。)さらにメロディとベースが決まっても、左手メロディと左足ベースだけではコード(和音)の内声(ベース以外の伴奏の音)が一緒に弾けないので、ハーモニーが決定できない問題があります。なのでコードはとりあえず、メロディに合うように決めたベースをルートとするダイアトニックコードで仮決めしてます。また楽譜を書くにも、右手右腕がしんどいです。

 楽譜ができたら、会社時代に慣れた左手マウス操作で、打ち込み作業をします。音色を決めて音色ごとのトラックを作成し、ピアノロールという画面にメロディと、とりあえず仮決めしたコードでベースを入力し、またドラムの入力していきます。データ入力時に曲調に合う音色のバッキング楽器を選び、これも入力します。また前述のコードの内声はこの工程で決めて、これも入力します。

 ひととおりの入力が終われば何度も推敲して、おかしな所の修正や、入力中に湧いてきた別のアイデアの追加、修正をして入力します。ただここでの推敲・追加・修正は、やり続けると果てしがないので、適当な所で切る勇気が必要です。

 次にミックスダウンまでも自分でやります。今の初心者の段階では、各楽器のPAN(ステレオの左右の音の大きさのバランス)をいじる程度しかできないですが。

 これをwavファイルに変換しCD-Rに焼いて、やっとCDプレイヤーで聴けるようになります。

 同じ音楽でも、セッションでギターだけ弾いてた時とは、やることが全く違います。まだ慣れないし、孤独な作業で また音楽理論(特にコード進行)の知識も足りないので、その勉強も必要です。

 でもやりがい、できたときの達成感は非常に大きいです。いずれはYouTubeチャンネル等を作って、アップしたいと思います。

 そして究極の夢は、「右腕が治癒してライブやセッション復活し、ギターで自作曲を演奏する」ことです。時間はかかりそうですが・・・。

 それにしても、パソコンで作曲ができる時代でよかったなと思います。そうでなければ音楽自体をあきらめるしかなかったかも知れませんから。それからこのコロナ禍の中では、もってこいの作業かもしれませんね。

 コード進行等の音楽理論、良質なメロディの効率的な作成、パソコンの操作方法等、いろいろ勉強する課題はありますが、好きな音楽のこと、楽しみながら進めていきたいと思います。(^^)
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。