追悼:ウォルター・ベッカー [音楽]

残念なニュースが伝えられました。スティーリー・ダンのギタリスト、ウォルター・ベッカーの訃報です。67才、まだまだ若いのに惜し過ぎます・・・。

相方のドナルド・フェイゲンがこれから来日公演をしようという一方、もう一人が亡くなるとは残念です。きっとドナルド・フェイゲンのソロ楽曲に加えて、ウォルター・ベッカーを追悼しつつスティーリー・ダンの名曲たちも披露するというステージになるんでしょうか?

私がリアルタイムでスティーリー・ダンを体験し始めたのは、1970年代~80年代のいわゆる黄金期ではなく、1990年代に入ってからです。きっかけは当時してた(というか今でも同窓会感覚でたまにスタジオに入ってますが)バンドのメンバーがスティーリー・ダンの大ファンで、彼らに勧められて聴いて、すごく気に入りました。とにかくカッコいい・・・!!!好きな曲は色んなアルバムに散在していますが、アルバムでは「aja」が一番のお気に入りです。

しかし、1990年代初め、スティーリー・ダンは解散状態。というわけで、もう一人のメンバーのドナルド・フェイゲンのソロアルバムでウォルター・ベッカーがプロデュースした1993年リリースの「KAMAKIRIAD」が、私にとってのリアルタイムでのスティーリー・ダン初体験になりました。

このアルバムがきっかけで2人が「寄りを戻した」ようで、スティーリー・ダンは再結成し、1994年にはスティーリー・ダンとしての大阪城ホールでのライブを聴きに行きました。ライブで再現不可能とも言われるほど緻密なレコーディングで有名なスティーリー・ダンの名曲たちが聴けるライブ。一体どんなものになるのかワクワクしながら聴きに行きました。演奏は緻密なレコーディングの再現というよりは、ライブ用にリアレンジされた楽曲たちを信じられないほどカッコよく演奏していて、CDとは違った魅力のライブバンドとして楽しませてもらいました。

あと、自分のバンドでスティーリー・ダンの名曲「Josie(ジョージー)」や、ドナルド・フェイゲンのソロ名義の「Tomorrow's girls」をコピーしたりもしました。いざコピーして演奏してみると「隠し味」ならぬ、「隠し難しさ」ともいうような緻密な仕掛けを色々発見して、「コピーして 初めて解る 仕掛けかな」と一句詠みつつ、お勉強させていただきました。

ウォルター・ベッカー氏に感謝の気持ちを伝えるとともに、ご冥福をお祈りします。

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